確率の乗法定理(読み)カクリツノジョウホウテイリ

デジタル大辞泉 「確率の乗法定理」の意味・読み・例文・類語

かくりつ‐の‐じょうほうていり〔‐ジヨウハフテイリ〕【確率の乗法定理】

事象Aが起こり、続いて事象Bが起こる確率Pは、Aが起こる確率と、Aが起こったという条件もとBが起こる確率の積で求められる。これは、PAB)=PAPBA)という式で表される。例えば、Aと書かれたカードが2枚、Bと書かれたカードが3枚ある場合、1回目にAのカードを引き、残りの4枚の中から2回目にBのカードを引く確率は、2/5×3/4=3/10となる。ただし、ABが互いに独立した事象である場合は、Aが起こる確率とBが起こる確率の積で求められる。これは、PAB)=PAPB)という式で表される。例えば、Aと書かれたカードが2枚、Bと書かれたカードが3枚ある場合、1回目にAのカードを引いて元に戻し、2回目に5枚の中からBのカードを引く確率は、2/5×3/5=6/25となる。確率の積の法則。確率の乗法公式

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android