神民町(読み)じんみんまち

日本歴史地名大系 「神民町」の解説

神民町
じんみんまち

[現在地名]新宮市新宮

速玉はやたま神社東隣にあり、東西方向の通りに沿う町で、江戸時代後期の「新宮領分見聞記」には「芝地門より御幸町行違の門迄」とある。北は熊野川河原、東は上船かみふな町。江戸時代初期頃の新宮古図(新宮木材協同組合蔵)町名みえ、東西六六間で町家と社家が並ぶ。町名は速玉神社の神民が多く住していたことに由来するといわれる。延宝九年(一六八一)七月二日付の材木問屋(同組合蔵)によれば、神民町の材木問屋八人のうち、五人は二代目であり、一人は五〇年来、一人は一一年来、一人は同年春からの問屋であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む