神田八名川町(読み)かんだやながわちよう

日本歴史地名大系 「神田八名川町」の解説

神田八名川町
かんだやながわちよう

[現在地名]千代田区東神田ひがしかんだ三丁目

神田久右衛門かんだきゆうえもん町二丁目蔵地の北に位置する片側町。東は出羽鶴岡藩酒井家下屋敷(現台東区)、神田久右衛門町一丁目蔵地、北は囲籾蔵町会所、町名は三河国八名川村出身の旗本二二名が元和二年(一六一六)町屋拝領して移住したことによる。享保三年(一七一八)火事による類焼により火除地に指定され深川堀田伊豆守邸跡地に移転したが、住人たちが新しい土地に慣れなかったため願いにより同五年元地の続きに蔵地を拝領し再度移転した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android