神田玄泉(読み)かんだ・げんせん

朝日日本歴史人物事典 「神田玄泉」の解説

神田玄泉

生年生没年不詳
江戸中期の江戸の町医師。玄仙とも。出身地未詳。享保16(1731)年にわが国最古の魚譜といわれる『日東魚譜』全8巻を著した。同書魚介類の「形状方言気味良毒主治効能」なども解説。他の著作として『本草考』『霊枢経註』『痘疹口訣』などの医学書もある。

(伊藤康宏)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android