神穎(読み)かむかい

精選版 日本国語大辞典 「神穎」の意味・読み・例文・類語

かむ‐かい ‥かひ【神穎】

〘名〙 (「穎(かい)」は穂のままの稲の意) 神に供える稲穂天皇の召し上がるお食事。
出雲風土記(733)嶋根「朝御餼(あさみけ)の勘養(かむかひ)、夕御餼の勘養(かむかひ)に、五つの贄(にへ)の緒の処と定め給ひき」
[補注]一説に「食向(かむかひ)」と解し、「御膳(みけ)につき給ふ」の意とする。

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