稲穂(読み)イナホ

精選版 日本国語大辞典 「稲穂」の意味・読み・例文・類語

いな‐ほ【稲穂】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「いなぼ」とも )
  2. 稲の穂。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「時勅多挂稲穂而養之」(出典万葉集(8C後)一・六・左注)
  3. いねぼ(稲穂)

いね‐ぼ【稲穂】

  1. 〘 名詞 〙
  2. いなほ(稲穂)
  3. 紋所の名。稲の葉と茎と穂でかたちづくったもの。数本の稲穂によるものと、束ねた稲穂によるものに大別され、その中で三本立稲穂、稲巴、抱稲、違稲など図柄にいくつかの種別がある。稲紋(いねのもん)。稲。

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普及版 字通 「稲穂」の読み・字形・画数・意味

【稲穂】とう(たう)すい

稲の穂。宋・成大〔竹下〕詩 稻穗、にして臥せんと欲し 槿(きんくわ)、紅未だちず

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