禄秩(読み)ロクチツ

デジタル大辞泉 「禄秩」の意味・読み・例文・類語

ろく‐ちつ【×禄秩】

武士などの、俸禄扶持ふち

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「禄秩」の読み・字形・画数・意味

【禄秩】ろくちつ

俸禄。〔北史祐伝〕軍る。將功を爭ふ。(つひ)に競ふ無し。性儉、得る祿秩、皆宗族に散じ、身死するの日、家に餘財無し。

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世界大百科事典(旧版)内の禄秩の言及

【俸禄】より

…中国の官僚に支給された俸給は官職の高下に対応して与えられた。魏・晋時代に官品制ができるが,これ以前は,漢代の禄秩の制度にみられるように,中二千石とか六百石とかいう石高で官職の高下を示し,これに対応して大将軍三公の月額350斛(こく)から佐史の月額8斛まで16段階に分かれていた。斛は石と同じで約20lにあたり,これだけの穀物が銭と現物で支給された。…

※「禄秩」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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