福代村(読み)ふくしろむら

日本歴史地名大系 「福代村」の解説

福代村
ふくしろむら

[現在地名]東城町福代

川東かわひがし村の北東に位置し、東は備中国哲多てつた(現岡山県阿哲郡)。村域北端の十文字じゆうもんじ池から流れる福代川(十文字川)大谷おおたに川などを合わせ、村内西南の岩瀬戸いわせどから川東村に入る。村域南部を岩瀬戸から東の二本松にほんまつ峠に備中新見路が抜ける。集落は谷間の小高い斜面に散在する。永正一四年(一五一七)一二月一八日付の賀陽院大光明寺領諸国所々目録案(田中教忠氏旧蔵文書)に「備後国福代郷地頭職事」とみえ、京都伏見の大光明だいこうみよう寺領であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android