デジタル大辞泉
「十文字」の意味・読み・例文・類語
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じゅう‐もんじジフ‥【十文字】
- 〘 名詞 〙
- ① 十の字の形。縦横に交わった形。じゅうもじ。→じゅうもんじに踏む。
- [初出の実例]「木の十文字に差たる物、人不レ知レ之。通憲申云。是は助老と申物也」(出典:古事談(1212‐15頃)一)
- ② 前後左右、ばらばらに動き回ること。特に、馬に乗って走り入り敵陣をばらばらに打ち破るさまにいう語。
- [初出の実例]「たてさま横さま十文字に、敵をさっとけちらして」(出典:平治物語(1220頃か)中)
- ③ 太刀の使い方の一つ。十の字の形に太刀を使うことか。武器を縦横に振り回してあばれまわるさまにいう語。
- [初出の実例]「太刀をぬいてたたかふに、かたきは大勢なり、くもで・かくなは・十文字、とんばうかへり・水車・八方すかさずきったりけり」(出典:平家物語(13C前)四)
- ④ 「じゅうもんじぐつわ(十文字轡)」の略。
- [初出の実例]「大十文字の取やうは、手綱中にてむすびて、十文字になすなり」(出典:三議一統大双紙(15C前)馬法門)
- ⑤ 「じゅうもんじやり(十文字槍)」の略。
- [初出の実例]「十文字をひっさげて、手綱かいくりしづしづと陣頭へかけ出」(出典:室町殿日記(1602頃)四)
- ⑥ 道路の四辻。十字路。〔物類称呼(1775)〕
- ⑦ 烏帽子(えぼし)の上等のもの。〔雍州府志(1684)〕
- ⑧ 紋所の名。十の字を図案化したもの。
- [初出の実例]「家々のまくのもむをぞ見たりける。〈略〉十もむしはしまづのもむ」(出典:幸若・夜討曾我(室町末‐近世初))
- ⑨ 香木の名。分類は伽羅(きゃら)。島津家の香木でその家紋から名付けたという。また、六十一種名香の種子島(たねがしま)と同木ともいう。
と‐もじ【十文字】
- 〘 名詞 〙 「十」という文字。また、その形。じゅうもんじ。
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十文字
じゆうもんじ
[現在地名]日南市飫肥二―五丁目
飫肥城主郭の東に位置する武家屋敷地。北は同城二の曲輪にあたる田ノ上八幡(八幡城)、南西は大手(武家屋敷地)に接し、十字とも書いた(日向地誌)。一般に地内の北東部を山川、南部を鳥居下とよび、また田ノ上八幡や同所東方の宮藪など一帯の二の曲輪を含めて十文字という場合もあった(天保一〇年「門川徳助覚書」門川家文書など)。
十文字
じゆうもんじ
[現在地名]東広島市西条町御薗宇 新町
御園宇村の中央、黒瀬川東岸の開発地。独立した村とはみなされなかったが、庄屋をおき、免状も御園宇村とは別に出されるなど、実質的には一個の村として扱われた。「国郡志下調書出帳」や「芸藩通志」によると、寛永一六年(一六三九)広島藩主浅野光晟の指示で判野勘之丞が奉行となって翌年から荒野の開発に着手。屋敷は町立として新町と命名、三九軒分の家作を許可し、一軒につき銀二枚を支給した。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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十文字[町]【じゅうもんじ】
秋田県南部,横手盆地にある平鹿(ひらか)郡の旧町。中心市街は奥羽本線に沿い,羽州街道(国道13号線)と増田街道の交差点にあたり,十字路村として発達。平地が広く米作が盛んで,野菜,果樹,花卉(かき)の栽培も行われる。仁井田では菅(すげ)笠を特産。2005年10月平鹿郡大森町,雄物川町,平鹿町,増田町,山内村,大雄村と横手市へ編入。37.80km2。1万4689人(2003)。
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十文字
じゅうもんじ
秋田県南部、平鹿郡(ひらかぐん)にあった旧町名(十文字町(まち))。現在は横手市十文字町で、市の南西部を占める。旧十文字町は、1922年(大正11)町制施行。1954年(昭和29)三重(みえ)村、1955年植田、睦合(むつあい)の2村と合併。2005年(平成17)増田、平鹿、雄物川(おものがわ)、大森の4町および山内(さんない)、大雄(たいゆう)の2村とともに横手市に合併。JR奥羽本線、国道13号(羽州街道)、湯沢横手道路がほぼ並行して走り、342号が交差する。横手盆地の南部、皆瀬(みなせ)川の沖積地に開けた水田単作地帯である。江戸時代の新田開発の地で、米の反収は600キログラム以上で県の最多収穫地である。また県内一のサクランボ栽培のほか、リンゴやブドウの栽培がある。かつては皆瀬川、雄物川の舟運が発達していた。県内唯一の手漉(てす)き和紙づくりも伝承されている。仁井田新山(にいだしんざん)神社の神楽(かぐら)は県の無形民俗文化財。
[宮崎禮次郎]
『『十文字町郷土誌』(1958・十文字町)』
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