福因(読み)フクイン

デジタル大辞泉 「福因」の意味・読み・例文・類語

ふく‐いん【福因】

幸福をもたらす原因。幸福をもたらすような行い。

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精選版 日本国語大辞典 「福因」の意味・読み・例文・類語

ふく‐いん【福因】

  1. 〘 名詞 〙 幸福をもたらす原因。幸福のもととなる行ない。
    1. [初出の実例]「我、昔の世に福因を修せず、現身に貧窮の報を受け取るが故に」(出典:日本霊異記(810‐824)中)

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世界大百科事典(旧版)内の福因の言及

【医者】より

…(1)仏教医学の全盛期 日本固有の原始的な経験医療が,仏教伝来にともない,しだいに体系づけられた仏教医学にとりこまれていく過程で,医を業とする者の身分も固定化された。608年(推古16)の遣隋使のなかには,恵日や福因のような医学生も混じっていた。彼らが帰国して隋・唐医学を伝えると,これが日本における医療制度確立の嚆矢(こうし)となった。…

※「福因」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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