福家豊(読み)フケ ユタカ

20世紀日本人名事典 「福家豊」の解説

福家 豊
フケ ユタカ

大正・昭和期の農学者 元・東北大学農学部長。



生年
明治26(1893)年1月12日

没年
昭和47(1972)年7月7日

出生地
香川県高松市

学歴〔年〕
東京帝大農科大学〔大正6年〕卒

学位〔年〕
農学博士〔昭和24年〕

主な受賞名〔年〕
日本農学賞〔昭和31年〕「水稲の人工交配法に関する研究」

経歴
農商務省農事試験場に勤め、大正12年同九州支場長、昭和19年東北支場長、23年東北大教授、同大農場長、農学部長を務め、退官後東京農大教授。日本学術会議会員、日本作物学会副会長。水稲多収穫栽培、水稲の冷害研究、育種研究などに業績をあげ、山形県の農業田中正助を助け田中式分施法を確立させた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「福家豊」の解説

福家豊 ふけ-ゆたか

1893-1972 大正-昭和時代の農学者。
明治26年1月12日生まれ。農林省農事試験場東北支場長などをへて,昭和23年東北大教授。のち東京農大教授。水稲品種の形態などを研究し,米作日本一表彰の審査委員長をながくつとめた。31年日本農学賞。昭和47年7月7日死去。79歳。香川県出身。東京帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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