福智院町(読み)ふくちいんちよう

日本歴史地名大系 「福智院町」の解説

福智院町
ふくちいんちよう

[現在地名]奈良市福智院町

公納堂(くのうどう)町の東に所在。「奈良曝」には「福地院町 紀寺組町役卅五軒。地蔵ノ町共云」とある。「大乗院雑事記」長禄四年(一四六〇)閏九月二六日条にみえる正長元年(一四二八)の「領内間別銭事」に「福智院六十五間四尺」とあり「経覚私要鈔」永享八年(一四三六)一一月一九日条に「昨夜福智院辻・松谷辻両所火柱立」の記事がみえる。「大乗院雑事記」長禄元年五月五日条に現高畑(たかばたけ)町の天満神社の小五月会に関して「神主ハ松谷郷ノ役、御子ハ福智院郷役也、此両郷ハ神輿ノ役ヲ懃仕之間、小五月銭不出者也」とあり松谷(まつたに)郷とともに小五月(こさつき)郷のうちでありながら小五月銭を免除されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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