日本歴史地名大系 「福江湊」の解説 福江湊ふくえみなと 長崎県:福江市福江城下福江湊[現在地名]福江市福江町近世、福江城下の北、福江川河口部に置かれた港津。港津の機能は中世にさかのぼると考えられ、文禄元年(一五九二)一月、宇久純玄は豊臣秀吉による朝鮮半島への出兵に参加するため深江(ふかえ)(福江)の石田(いしだ)から乗船している。慶安二年(一六四九)の肥前国道法帳に福江湊とあり、五里の黄(おう)島、一〇里の岩瀬(いわせ)浦(現奈良尾町)など領内諸所への船路が記される。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by