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会所 かいしょ

デジタル大辞泉の解説

かい‐しょ〔クワイ‐〕【会所】

人の集会する所。また、そのための建物や部屋。「碁会所
中世、公家・武家・寺社の住宅に設けられた施設の一。室町時代に発達し、歌会闘茶・月見などのための会合に用いられた。
江戸時代、種々の目的をもって人の集会した所。株仲間の組合事務所、町役人・村役人の事務所、両替所、取引所など。

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防府市歴史用語集の解説

会所

 浜子[はまこ]を含めた塩田で働く人たち全てを取りしきるためのものです。

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世界大百科事典 第2版の解説

かいしょ【会所】

広義には諸種の会合,寄合のために設定された会場を意味しており,鎌倉時代から江戸時代末まで多くの用例が見られる。中世には和歌,詩文の文芸的寄合の会場を会所と呼んでいて,対代(たいだい),二棟廊などを臨時に鋪設(しつらい)して会所にあてた。また,北野天満宮では和歌奉納のための会合が催され,そのための会所が所在していた。また,中世後半の村,郷の自治的寄合会場に源をもつ町会所が,近世には京都や奈良の市中に多く設けられ,町内自治に活用されていた。

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大辞林 第三版の解説

かいしょ【会所】

出会う所。 「日本実に寒熱二海流の-に当る/日本風景論 重昂
集会する所。 「碁-」
中世、貴族の邸で、歌会や月見など多くの人々が集まるための客殿。
近世、商業上の取引をするために人々の集まった所。幕府の統制下におかれた。取引所。

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世界大百科事典内の会所の言及

【住居】より

…室町時代の将軍邸は身分が公卿であることもあって,寝殿造を基調にしていた。しかし,接客を目的にした会所(かいしよ)が建てられるなど,生活の内容はかなり変わってきている。15世紀初めの住宅を示すものと思われる〈仁和寺常瑜伽院指図〉によれば,寝殿の平面が細かい間取りに分かれ,目的に応じて部屋を使い分けていたようすが見取られる。…

【書院造】より

…平安時代の貴族の住宅形式であった寝殿造を母胎とし,中世における生活様式の変化のなかで,日常の生活機能を充足するために変容と改良が加えられた。室町時代初期ごろ,座敷飾の諸要素(押板(おしいた),棚,付(つけ)書院)が出そろい,同時代中期の応仁の乱前後の時期に盛行した会所(かいしよ)座敷の飾りに,押板,棚,付書院を組み合わせて装置し,置物を飾る風習が成立した。この座敷飾は中世末までに会所の枠をこえて住宅の主座敷を飾る方式として定着した。…

【問屋場】より

…近世の宿の事務を扱う場所。伝馬所または会所ともいう。宿役人の長である問屋の屋敷の一部をあてることもあり,別に設置する場合もあった。…

【室町時代美術】より

…義満が建てた北山殿の遺構である鹿苑寺の金閣(舎利殿,1398)は,それまでの住宅建築になかった三層の楼閣であり,禅宗寺院の影響が指摘されている。しかしながら,北山殿の主屋は寝殿であり,独立して建てられた会所は,唐物,唐絵の陳列場でもあった。当時の将軍邸における座敷飾の方式は,1437年(永享9)義教が後花園天皇の行幸を新造の室町殿に仰いだときの記録《室町殿行幸御餝記(おかざりき)》などによってうかがうことができる。…

【寄合】より

…このため,町奉行どうしが月番の奉行役宅で協議を行うことを〈内寄合〉として区別していた。町々には奉行所に協力し,市中の治安維持にあたる〈手先(下引)〉と称する者がいたが,彼らが情報の収集を行ったり,奉行所からの通達の連絡,容疑者の取調べなどをする会所があった。この会所には市中の茶屋が定められており,〈寄合茶屋〉といわれている。…

※「会所」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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