加子町(読み)かこまち

日本歴史地名大系 「加子町」の解説

加子町
かこまち

[現在地名]福江市福江町 水主町すいしゆまち

福江城の北、福江川河口の左岸に位置する。隣接して丸木まるき町がある。史料上は水主かこ町とも記され、水主の集住地であった。寛永一一年(一六三四)福江直りに伴って町割が行われた町人町の一つで、同年の屋敷数一軒とあるが(五島編年史)、これは船奉行であろう。町域の一部は御船元おふなもととも称された。寛文五年(一六六五)御定加子町の屋敷割が行われ、白浜九右衛門・奈留杢左衛門ら五人の地内で屋敷を九つに割るもので、望む者に与えたという。また「へさい町」と定加子町との間の畠を割いて「へさい」らの屋敷七つを分け、やはり望む者に与えている(「寛文五年江戸御留守覚」同書)


加子町
かこまち

[現在地名]八代市ほん町四丁目

町は上下からなる。城の南西端に位置し、東は呉服ごふく町、北は塩屋しおや町、西および南はまえ川の河口堤防である。御船家・御船蔵が設けられていた。また御家人帳によると御船手組があり、御船場番人が置かれていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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