秋山自雲(読み)あきやまじうん

改訂新版 世界大百科事典 「秋山自雲」の意味・わかりやすい解説

秋山自雲 (あきやまじうん)

秋山自雲霊神と呼ばれ,江戸浅草玉姫町にある日蓮宗本性寺の境内神で,痔の病に霊験ありとして広く喧伝された。新川の酒問屋岡田孫右衛門の手代善兵衛が,7年にわたって痔疾に苦しみ,1744年(延享1)9月21日に没し,秀山智想居士という戒名を与えられた。善兵衛は,苦しみの中で,もし自分が死んだら,痔疾に悩む者を救おうと誓っていたという。生前のこの誓願によって,死後に霊神とまつられて利益を与える神となった。この後,自雲霊神は日蓮宗の寺にまつられて,腰から下の病に霊験ありとして,多くの信者を集めている。石川県七尾市小島,兵庫県南あわじ市の旧西淡町片田にその例がみられる。秋山は正しくは〈しゅうざん〉と読む。
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