秋山(読み)アキヤマ

デジタル大辞泉 「秋山」の意味・読み・例文・類語

あきやま【秋山】

姓氏の一。
[補説]「秋山」姓の人物
秋山玉山あきやまぎょくざん
秋山幸二あきやまこうじ
秋山真之あきやまさねゆき
秋山駿あきやましゅん
秋山定輔あきやまていすけ
秋山登あきやまのぼる
秋山好古あきやまよしふる

あき‐やま【秋山】

秋の季節の山。秋の山。 秋》

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精選版 日本国語大辞典 「秋山」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐ざんシウ‥【秋山】

  1. 〘 名詞 〙 秋季の山。あきやま。
    1. [初出の実例]「九月九日侍宴神泉苑各賦一物秋山 菅原朝臣清公」(出典:凌雲集(814))
    2. [その他の文献]〔杜甫‐吹笛詩〕

あき‐やま【秋山】

  1. 〘 名詞 〙 秋季の山。秋の峰。秋岳。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「安伎也麻(アキヤマ)のもみちをかざしわが居れば浦潮満ち来(く)いまだ飽かなくに」(出典:万葉集(8C後)一五・三七〇七)

あきやま【秋山】

  1. 姓氏の一つ。

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日本歴史地名大系 「秋山」の解説

秋山
あきやま

中津なかつ川上流一帯の総称。平安時代からの巣鷹山の地域である。巣鷹山は元来入山禁止の留山とめやまであるが、住民のため必要個所は入山を許した明山あきやま(「あけやま」とも)を置いた。鷹の営巣と住民の必要によるから明山は散在し、かつ境域は常に変動していたものと思われる。東は苗場なえば(二一四五・三メートル)、西は鳥甲とりかぶと(二〇三八メートル)。川岸八〇〇―一千メートルの東岸小斜面に小赤沢こあかさわ、上流へうえはら和山わやま湯本ゆもと(現切明きりあけ、西岸に屋敷やしきの集落がある。

元亨元年(一三二一)市河盛房の子助房への自筆譲状(市河文書)

<資料は省略されています>

とあるのが秋山・小赤沢の初見。変動性のある明山の個所は境を限定できず、留山へ猟師や材木取りを入れて紛争を起こさないようにとの配慮がなされている。更に康永二年(一三四三)の市河助房自筆譲状には「そのほかおく山・あき山ニいたるまてちきやうすへし」とある。巣鷹山は現下高井郡やまうち町・木島平きじまだいら村・野沢温泉のざわおんせん村及び現新潟県中魚沼郡津南つなん町・中里なかさと村等に及び、中世は市河氏の支配であった。近世巣守らは巣鷹山名所として沓津くつつ山・大道おおどう山・松葉まつば山・小松原こまつばら山・田代たしろ山・清田せいだ山・一腰いちのこし山・あてま山を書き上げている(斎藤励二氏蔵文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「秋山」の意味・わかりやすい解説

秋山
あきやま

山梨県東部、南都留郡(みなみつるぐん)にあった旧村名(秋山村(むら))。現在は上野原(うえのはら)市の南部を占める。旧秋山村は2005年(平成17)北都留郡上野原町と合併して市制施行、上野原市となった。道志(どうし)山地に囲まれ、相模(さがみ)湖に注ぐ秋山川の渓谷に沿って東西に18の集落が並ぶ。交通はJR中央本線上野原駅または中央自動車道上野原インターチェンジから車で約15分。林業とくに木炭生産が主業であったが衰え、最近は弱電関係の部品工場が進出し、下請け的な家内工業が普及している。

横田忠夫

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「秋山」の意味・わかりやすい解説

秋山
あきやま

山梨県東端,上野原市南部を占める旧村域。東で神奈川県に接する。 1889年村制。 2005年上野原町と合体して上野原市となった。大部分は山林で,桂川の支流秋山川沿いに集落が点在する。主産業は林業であるが,近郊住宅地化が進んでいる。無生野 (むしょうの) の大念仏は国の重要無形民俗文化財

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改訂新版 世界大百科事典 「秋山」の意味・わかりやすい解説

秋山 (あきやま)

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