秦伊侶具(読み)はたの いろぐ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「秦伊侶具」の解説

秦伊侶具 はたの-いろぐ

「山城国風土記」逸文にみえる人物
秦中家忌寸(はたのなかつやの-いみき)らの祖先京都伏見稲荷神社の社名起源譚によれば,伊侶具は稲をつみあげて富裕であったが,餅を的に矢を射たところ餅が白鳥となってとびさり,山の峰で稲となったので,そこが「いなり」と名づけられたという。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例