逸文(読み)いつぶん

精選版 日本国語大辞典 「逸文」の意味・読み・例文・類語

いつ‐ぶん【逸文】

〘名〙
世間に知られていない文章。いつもん。
② 散逸して世間に伝わらない文章。いつもん。
懐風藻(751)序「遂乃収魯壁之余蠧、綜秦灰之逸文」 〔皇甫湜‐編年紀伝論〕
③ すぐれた文章。いつもん。〔郭璞‐山海経序〕

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デジタル大辞泉 「逸文」の意味・読み・例文・類語

いつ‐ぶん【逸文】

世間に知られていない文章。
他の書物などに一部が引用されているだけで、完全な形では伝わっていない文章。「風土記逸文
すぐれた文章。

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普及版 字通 「逸文」の読み・字形・画数・意味

【逸文】いつぶん

佚文

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