秦大炬(読み)はたの おおい

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「秦大炬」の解説

秦大炬 はたの-おおい

?-? 奈良時代農民
播磨(はりま)(兵庫県)の人。「平安遺文」によれば,天平勝宝(てんぴょうしょうほう)5-7年(753-755)播磨守大伴犬養(おおともの-いぬかい)が選定した赤穂郡坂越(さこし),神戸両郷の大墾生(はぶ)内の山と葦原墾田を管理した。塩堤づくりに失敗し,この地をしりぞいたあとの延暦(えんりゃく)7年(788)東大寺・大伴家間で山境争いがおこったという。名は火炬(たいまつ)とも。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む