デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「秦大炬」の解説 秦大炬 はたの-おおい ?-? 奈良時代の農民。播磨(はりま)(兵庫県)の人。「平安遺文」によれば,天平勝宝(てんぴょうしょうほう)5-7年(753-755)播磨守大伴犬養(おおともの-いぬかい)が選定した赤穂郡坂越(さこし),神戸両郷の大墾生(はぶ)内の山と葦原墾田を管理した。塩堤づくりに失敗し,この地をしりぞいたあとの延暦(えんりゃく)7年(788)東大寺・大伴家間で山境争いがおこったという。名は火炬(たいまつ)とも。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例