Chichibu System
1960年代まで日本の非変成・弱変成古生界の総称として広く用いられた用語で,シルル~ペルム紀末までの秩父地向斜で堆積した地層群と解釈された。当初,関東山地秩父地域を模式地として秩父古生層と命名(原田豊吉,1889)。小林貞一(1941)は,秩父系は石炭紀以降,内側から外側へ秋吉相・山口相・北上相・秩父相の4相に分化し,秩父層群は秩父相を代表するとされた。1970年代以降,コノドントや放散虫化石の研究によって秩父系の形成年代が検討され,丹波-美濃-足尾帯・秩父帯・北部北上帯では古生代の岩体と三畳系・ジュラ系を広範に含むメランジュ(主としてジュラ紀付加体)が主体をなすことが明らかになった。それ以降,秩父地向斜の概念は崩壊し,秩父系はほとんど用いられていない。秩父層群とか秩父中・古生層と呼んでいる。
執筆者:八尾 昭
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
〘 名詞 〙 春の季節がもうすぐそこまで来ていること。《 季語・冬 》 〔俳諧・俳諧四季部類(1780)〕[初出の実例]「盆栽の橙黄なり春隣〈守水老〉」(出典:春夏秋冬‐冬(1903)〈河東碧梧桐・高...