稚木桜(読み)わかきのさくら

精選版 日本国語大辞典 「稚木桜」の意味・読み・例文・類語

わかき‐の‐さくら【稚木桜】

〘名〙 ヤマザクラの園芸品種で、四国山地で発見された。高さ二~四メートル。葉は卵状楕円形で長さ二~八センチメートルになり、先は尾状鋭尖形となる。四月中旬、径二・五センチメートルぐらいの白色でわずかに紅色を帯びた花を開く。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の稚木桜の言及

【サクラ(桜)】より

…ヤマザクラは葉や花部に毛がなく,花の裏面の白みの強いものであるが,葉の一部に毛を散生するウスゲヤマザクラも混ざって生えている。2~3年生の幼木で開花する稚木桜(わかきのさくら)と呼ぶ一歳桜もあり,八重咲きの木の花桜(このはなざくら),御信桜(ごしんざくら)などの花は少し遅れて咲く。カスミザクラ(霞桜)P.leveilleana Koehneはヤマザクラより山地の上部に生え,花期もやや遅れる。…

※「稚木桜」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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