稲妻金(読み)いなずまがね

精選版 日本国語大辞典 「稲妻金」の意味・読み・例文・類語

いなずま‐がね いなづま‥【稲妻金】

〘名〙 ちらっと姿を見たかと思うと、もう使い果たしてなくなっている金銭のたとえ。金づかいが荒い場合や、困窮しているときに金がはいってきた場合などに使う。三日月金。
滑稽本浮世床(1813‐23)初「おらが内へ来る金は三日月金とも稲妻金(イナヅマガネ)ともいふ。何でもちらりと見たばかり直に出て行く」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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