稲敷村(読み)いなしきむら

日本歴史地名大系 「稲敷村」の解説

稲敷村
いなしきむら

[現在地名]富来町稲敷

大福寺だいふくじ村の南、酒見さかみ川中流右岸にある。正保郷帳草江そうご村と合せて高付。寛文一〇年(一六七〇)の村御印には高二四三石、免五ツ、小物成は山役三二匁・苦竹役一一匁、鳥役三匁(出来)とある(三箇国高物成帳)。天保年間(一八三〇―四四)の村明細でも高はあまり変わらず、家数一七(うち頭振三)、人数七一、馬六、稼は杪・柴・ばい木・木綿鎮守は稲荷社。古くは大福寺の管下にあった(福山文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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