穂垂首(読み)ほたれくび

精選版 日本国語大辞典 「穂垂首」の意味・読み・例文・類語

ほたれ‐くび【穂垂首】

  1. 〘 名詞 〙 うまく斬れず穂垂のように切り口から肉などの垂れ下がった醜い首。首実検には提出しなかった。ほだしくび。
    1. [初出の実例]「子細有る故〈ほだれ首なりと聞こえし〉に答へて時分暑の故にや思ひの外に損じ、上覧あるべき体にあらず」(出典:難波戦記(1672頃)一六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android