積分計算教程(読み)セキブンケイサンキョウテイ

デジタル大辞泉 「積分計算教程」の意味・読み・例文・類語

せきぶんけいさんきょうてい〔セキブンケイサンケウテイ〕【積分計算教程】

《〈ラテンInstitutionum calculi integralisスイス数学者オイラー著作。1768年から1770年にかけて、全3巻を刊行。「無限小解析入門」「微分計算教程」とあわせ、三部作をなす。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の積分計算教程の言及

【オイラー】より

…1748年の名教科書《無限解析序論》は,簡明な記号を用いて代数学,微分積分学,三角法を記述し,ラグランジュ,ラプラス,ガウスらの従うところとなった。《微分計算教程》(1755),《積分計算教程》(1768‐74)も大きな影響力をもった。1744年刊の《与えられた性質を有する極大・極小曲線を見いだす方法》は,独創的な変分法の書であり,いわゆるオイラーの方程式が導きだされている。…

※「積分計算教程」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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