積極的安全(読み)せっきょくてきあんぜん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「積極的安全」の意味・わかりやすい解説

積極的安全
せっきょくてきあんぜん

自動車の安全対策は、積極的安全(アクティブ・セーフティーactive safety、一次安全、能動的安全、予防安全)と、受動的安全(パッシブ・セーフティーpassive safety、二次安全)の2種がある。積極的安全とは事故を未然に防ぐこと(装置)をいう。代表的なものには、急ブレーキによるスリップ防止など滑りやすい路面での確実な制動力を得るアンチロック・ブレーキ・システムantilock brake system(ABS)や、走行中の自動車が進路を乱すことで起きる事故を防ぐ、横滑り防止装置electronic stability control(ESC)などがある。著しい電子制御技術の発達により、積極的安全対策は高度に発達している。車両に備えられた各センサーによって、周囲の自動車や歩行者などの存在を三次元的に認識することが可能になり、これらを組み合わせた運転支援システムが開発されている。

[伊東和彦 2016年8月19日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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