デジタル大辞泉 「未然」の意味・読み・例文・類語 み‐ぜん【未然】 1 まだそうなっていないこと。まだそのことが起こらないこと。「事故を未然に防ぐ」2 「未然形」の略。[類語]いまだ・いまだに・今もって・今なお・なお・なおも・依然・未発・相変わらず・矢張り・やっぱり・なおかつ・まだまだ・いまだ嘗て・終ついぞ・今のところ・今に至るも 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「未然」の意味・読み・例文・類語 み‐ぜん【未然・未前】 〘 名詞 〙① 事がまだ起こらないこと。まだそうなっていない状態。[初出の実例]「此星降化。為レ人遊二童子間一。好作二謡歌一。歌二未然事一」(出典:聖徳太子伝暦(917頃か)上)「社会問題を未然に防ぐ上に於ては」(出典:基督教と慈善事業(1910)〈留岡幸助〉)[その他の文献]〔史記‐太史公自序〕② 将来。未来。[初出の実例]「未前(ミゼン)過去の事ども皮肉に入りしごとく占ふに」(出典:浮世草子・諸道聴耳世間猿(1766)五)③ 「みぜんけい(未然形)」の略。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「未然」の読み・字形・画数・意味 【未然】みぜん 事の起こる前。〔史記、太史公自序〕故に春秋なるは、禮義の大宗なり。夫(そ)れ禮は未だ然らざるのに禁じ、法は已に然るの後に施す。法の用を爲すのは見易きも、禮の禁を爲すのは知りし。字通「未」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報