突落(読み)つきおとし

精選版 日本国語大辞典 「突落」の意味・読み・例文・類語

つき‐おとし【突落】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 相撲のきまり手の一つ。押し合い寄り合いの際に、上手(うわて)相手の脇の下や背にあて、自分のからだを開きながら、相手の体を斜め下に押しつけるようにして倒す技。
    1. [初出の実例]「土俵を廻りながら一寸突落(ツキオト)しを試みたが」(出典:相撲講話(1919)〈日本青年教育会〉常陸山、梅ケ谷時代の壮観)
  3. 取引市場で、相場が急激に暴落すること。〔取引所用語字彙(1917)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 土俵 名詞 実例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android