窪野谷村(読み)くぼのやむら

日本歴史地名大系 「窪野谷村」の解説

窪野谷村
くぼのやむら

[現在地名]東庄町窪野谷

大友おおとも村の北西に位置する。東部に分郷の八木山やぎやまがある。寛永二一年(一六四四)の申上書(窪野谷区有文書)に村名がみえ、青馬おおま村と境論になり、青馬村が野銭として米三斗を納めることとされた。「寛文朱印留」では下野鹿沼藩領。元禄一三年(一七〇〇)頃の下総国各村級分では高四〇八石余で、同藩領と旗本内田・久世領の三給。天保九年(一八三八)の小見川藩領郷村高辻帳(関家文書)では高一九石余が同藩領であるが、同一〇年の水野氏領分一四村高帳(多田家文書)では遠江浜松藩領となっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 鎮座 創立

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android