立ち隠す(読み)タチカクス

デジタル大辞泉 「立ち隠す」の意味・読み・例文・類語

たち‐かく・す【立ち隠す】

[動サ四]霞や霧などが立ちこめて、さえぎり隠す。
「山桜わが見にくれば春霞峰にも尾にも―・しつつ」〈古今・春上〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「立ち隠す」の意味・読み・例文・類語

たち‐かく・す【立隠】

  1. 〘 他動詞 サ行四段活用 〙 さえぎって見えなくする。霞や雲などが立ってさえぎりかくす。
    1. [初出の実例]「山桜わが見に来れば春霞峰にもをにも立かくしつつ〈よみ人しらず〉」(出典:古今和歌集(905‐914)春上・五一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む