日本歴史地名大系 「立利村」の解説 立利村たてりむら 三重県:松阪市立利村[現在地名]松阪市立田(たつた)町朝田(あさだ)村の東にあり、村域内を参宮古道が通る。東は清水(しみず)村・和屋(わや)村と接し、北は大宮田(おおみやた)村に続く。正平七年(一三五二)の釈尊寺手継案(京都市田中忠三郎氏蔵文書)に、「太神宮法楽寺棚橋領」として「一、職田 九貫文立理郷、坂本郷二ケ郷」とあり、飯野(いいの)郡所在の各村とともに法楽(ほうらく)寺の関係所領として立理(たてり)郷が記されている。貞治七年(一三六八)の「宮田前大宮司家領記」に「一田地五段弐杖飯野郡立利所在字市田(中略)一田地弐段飯野郡立利存字鍛冶成」とあり、「立利」の地名がみえる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by