立濡(読み)たちぬる

精選版 日本国語大辞典 「立濡」の意味・読み・例文・類語

たち‐ぬ・る【立濡】

〘自ラ下二〙 立ったままで濡れる。濡れながら立つ。
※催馬楽(7C後‐8C)東屋「東屋の 真屋のあまりの その雨そそぎ 我多知奴礼(タチヌレ)殿戸開かせ」
万葉(8C後)二・一〇五「吾がせこ大和へやるとさ夜ふけて暁(あかとき)露に吾が立所霑(たちぬれ)し」

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