竜蓋庄(読み)りゆうがいのしよう(おかのしよう)

日本歴史地名大系 「竜蓋庄」の解説

竜蓋庄(岡庄)
りゆうがいのしよう(おかのしよう)

荘号から大字岡付近と考えられる。興福寺寺務領であり、諸法会の料足・慈恩会進物・仏生会楽所下行物・春日八講進物などが賦課されている(大乗院雑事記)

「大乗院雑事記」康正二年(一四五六)一二月条の寺務寺領支配分のうちに「竜蓋寺珎蔵院」とある。また興福寺年中行事(興福寺文書)に「同号岡寺竜蓋寺別当付岡庄」ともある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android