竦往生(読み)すくめおうじょう

精選版 日本国語大辞典 「竦往生」の意味・読み・例文・類語

すくめ‐おうじょう‥ワウジャウ【竦往生】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 恐れちぢこまらせて、不本意なことを無理やりに承知させること。すくみおうじょう。
    1. [初出の実例]「びじゃくなる者一人すくめわうじゃうにして、連判させたるといはれんもおとなげなし」(出典:浄瑠璃・大友真鳥(1698頃)一)
  3. 対立するおのおのが互いに牽制しあい、身動きできない状態になること。
    1. [初出の実例]「魏呉蜀の三の国を皆都と云たぞ。〈略〉此つれなことが昔も今も唐にも日本にもすくめ往生なことぞ」(出典:詩学大成抄(1558‐70頃か)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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