竦往生(読み)すくめおうじょう

精選版 日本国語大辞典 「竦往生」の意味・読み・例文・類語

すくめ‐おうじょう‥ワウジャウ【竦往生】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 恐れちぢこまらせて、不本意なことを無理やりに承知させること。すくみおうじょう。
    1. [初出の実例]「びじゃくなる者一人すくめわうじゃうにして、連判させたるといはれんもおとなげなし」(出典:浄瑠璃・大友真鳥(1698頃)一)
  3. 対立するおのおのが互いに牽制しあい、身動きできない状態になること。
    1. [初出の実例]「魏呉蜀の三の国を皆都と云たぞ。〈略〉此つれなことが昔も今も唐にも日本にもすくめ往生なことぞ」(出典:詩学大成抄(1558‐70頃か)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む