改訂新版 世界大百科事典 「大友真鳥」の意味・わかりやすい解説 大友真鳥 (おおとものまとり) 古浄瑠璃の曲名。1662年(寛文2)刊の上総少掾藤原正信と63年刊の出羽掾藤原信勝の正本が現存。ともに五段。義太夫正本や後期の江戸板もある。相違点もあるが,大筋は九州探題大友真鳥の謀反を高村正道・兼道父子が打倒せんとするもので,最後には己の運命を悟った真鳥が自分の首を兼道に与える。豪胆な兼道と謀反人ながら大人物として描かれた真鳥との応対が爽快。竹田出雲作《大内裏大友真鳥》は本曲の改作。執筆者:山本 吉左右 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「大友真鳥」の解説 大友真鳥(通称)おおとものまとり 歌舞伎・浄瑠璃の外題。元の外題大内裏大友真鳥初演享保11.5(大坂・嵐座) 大友真鳥おおとものまとり 歌舞伎・浄瑠璃の外題。初演延宝3.9(江戸・大和守邸) 出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報 Sponserd by