竹中久七(読み)タケナカ キュウシチ

20世紀日本人名事典 「竹中久七」の解説

竹中 久七
タケナカ キュウシチ

昭和期の詩人,詩論家,経済評論家



生年
明治40(1907)年8月4日

没年
昭和37(1962)年1月17日

出生地
東京

学歴〔年〕
慶応義塾大学経済学部卒

経歴
大正末、佐藤惣之助主宰の「詩之家」同人となり、慶大ボート部選手の体験から、15年詩之家詩冊第1編「端艇詩集」を出した。昭和4年同誌の渡辺修三らと「リアン」創刊、形式主義詩運動を起こしたが、その後、超現実主義とマルクス主義の批判的結合を試み、科学的超現実主義を唱えた。戦後は「詩人会議」を興したが、主として復刊された「詩の家」に拠った。詩集に第二端艇詩集「中世紀」、同第三「ソコル」、「余技」「記録」がある。経済評論家としても活躍。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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