竹原牧(読み)たけはらのまき

日本歴史地名大系 「竹原牧」の解説

竹原牧
たけはらのまき

現在の宝田たからだ町・長生ながいけ町付近に比定される古代の牧で、のち竹原庄の一部に含まれたと思われる。関白太政大臣藤原忠実の日記である「殿暦」の元永元年(一一一八)九月五日条に「阿波国竹原牧是家庄也、故殿御領也、而阿波国司尹通男也」とみえ、当牧は故殿(藤原師実)より伝領したが、阿波国司藤原尹経(尹通の息)により押領されたらしく、忠実は院に訴え、この日院により遣わされた蔵人頭藤原顕隆に対し子細を述べている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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