笊籬(読み)イカキ

デジタル大辞泉 「笊籬」の意味・読み・例文・類語

い‐かき【笊籬】

竹で編んだかご。ざる。

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精選版 日本国語大辞典 「笊籬」の意味・読み・例文・類語

そう‐りサウ‥【笊籬】

  1. 〘 名詞 〙 小さな竹かご。竹を編んで作ったざる。いかき。〔色葉字類抄(1177‐81)〕 〔酉陽雑俎‐忠志〕

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普及版 字通 「笊籬」の読み・字形・画数・意味

【笊籬】そうり

ざる。

字通「笊」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の笊籬の言及

【ざる(笊)】より

…水が漏れるところから,むだの多いことのたとえに〈ざるに水〉,へたな碁を〈ざる碁〉などという。10世紀の《和名抄》は笊籬(そうり)の字をあてて〈むぎすくい〉と読み,麦索(むぎなわ)を煮る籠としているが,15世紀の《下学集》は笊籬を〈いかき〉と読み,味噌漉(みそこし)としている。いまでも京阪では〈いかき〉,東京では〈ざる〉と呼ぶが,語源については〈いかき〉は〈湯かけ〉から,〈ざる〉は〈そうり〉から転じたなどとされる。…

※「笊籬」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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