笑納(読み)ショウノウ

デジタル大辞泉 「笑納」の意味・読み・例文・類語

しょう‐のう〔セウナフ〕【笑納】

[名](スル)人に贈り物をするとき、つまらない物ですが笑ってお納めくださいという気持ちを込めて用いる語。「別便にてお送りしました品、ご笑納ください」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「笑納」の意味・読み・例文・類語

しょう‐のうセウナフ【笑納】

  1. 〘 名詞 〙 ( 多く御笑納」に「ください」のつく形で ) 贈り物をする時、粗末な品だから笑って納めてくださいという意味のつながりの中で用いる語。笑留(しょうりゅう)
    1. [初出の実例]「春よりのちにたつる門松、春もとかくいそがハしく候間、ふかくも考得ず候。御笑納奉希候」(出典:小津桂窓宛馬琴書簡‐天保五年(1834)一月七日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android