笶原神社・笶原西宮神社(読み)やはらじんじや・やはらにしのみやじんじや

日本歴史地名大系 「笶原神社・笶原西宮神社」の解説

笶原神社・笶原西宮神社
やはらじんじや・やはらにしのみやじんじや

[現在地名]三原町八木笶原徳野

成相なりあい川西岸にある。祭神は両社とも素盞嗚命。笶原神社は旧村社。江戸時代には両社を合せて笶原明神とよばれ、矢原やはら神社とも記された(淡国通記)。東宮と西宮からなり、東宮が本社で(常磐草)、現在の笶原神社にあたる。「延喜式」神名帳にみえる三原郡四座のうち、小社の「笶原神社」は当二社に比定される。しかし貞応二年(一二二三)の淡路国大田文には「笶原宮一所」とあり、笶原宮は国衙領笶原保に属していた。このように鎌倉時代には一社で東宮・西宮の区別がなく、本社はいずれか不明となっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android