策配(読み)さくはい

精選版 日本国語大辞典 「策配」の意味・読み・例文・類語

さく‐はい【策配・策媒】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「さくばい」とも )
  2. 手配すること。手まわしよくとりはからうこと。とりしきること。成敗。采配。
    1. [初出の実例]「其方策媒御料所御年貢之内百貫文」(出典:上杉家文書‐明応四年(1495)一二月二六日・上杉家(房能)老臣連署奉書)
  3. 仲裁すること。調停すること。
    1. [初出の実例]「手代之衆頼入候間、酒を小走り衆にかはせ可申候間、御策媒候へと申候へは」(出典梅津政景日記‐慶長一八年(1613)院内銀山籠者成敗人帳)

策配の補助注記

動詞「さくまう」の名詞形「さくまい」の変化した語か。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android