日本歴史地名大系 「篠沢新田村」の解説 篠沢新田村ささざわしんでんむら 長野県:飯山市瑞穂地区篠沢新田村[現在地名]飯山市大字瑞穂小菅(こすげ)村の西方窪地に立地する。この地は、天文一一年(一五四二)五月の信濃国高井郡小菅山八所権現并元隆寺来由記(小菅神社文書)に、「所謂小菅・北沢・針田・前坂・関沢・小見・神戸是也、右此七村結介神境」とある。このうちの「北沢」に比定される。北沢(きたざわ)が水利のよい篠沢の地に下った年次はつまびらかでないが、飯山城主松平忠倶の寛永二〇年(一六四三)年貢割付状には、篠沢新田村、村高一七石三斗四升三合とあり、元禄・天保郷帳ともに同村名でみえ、寛文九年検地帳も同一村高である(笹沢共有)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報