篦撓形(読み)のためがた

精選版 日本国語大辞典 「篦撓形」の意味・読み・例文・類語

のため‐がた【篦撓形】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ( 「のため」が斜めにみぞを彫った物であるところから )
  2. ななめ。はすかい。すじかい。
    1. [初出の実例]「川中よりのためがたに押しなされて、遙の下より打ち上げたり」(出典:平家物語(13C前)九)
  3. こじれていること。ひねくれていること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「人にあだを報せう、恩を報せうなんどと、思事は無ぞ。さあらば官に在て、何事ものためかたに有うかと思へば、さはのうてきわめて清廉なぞ」(出典:両足院本山谷抄(1500頃)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

パソコンやサーバーに侵入して機密文書や顧客情報のデータを暗号化して使えない状態にし、復元と引き換えに金銭を要求するコンピューターウイルス。英語で身代金を意味する「ランサム」と「ソフトウエア」から名付...

ランサムウエアの用語解説を読む