米府紀事略(読み)べいふきじりやく

日本歴史地名大系 「米府紀事略」の解説

米府紀事略
べいふきじりやく

一九巻

原本 篠山神社文庫

写本 久留米市民図書館

解説 町奉行・藩校講談所御用などを勤めた杉山正仲(観斎)が安永六年から第一巻の執筆を始め、天明六年頃までに第一二巻までを完成。その死後、嫡子正徳(正篤)が寛政九年以降、文政一二年頃までの記録を完成させたと推定される。内容は多岐にわたり、寛文六年の分限帳からは江戸前期の久留米藩の藩政機構や家臣団構成などが知られる。

活字本久留米市史」第九巻・資料編近世II

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android