粒界移動(読み)りゅうかいいどう(その他表記)grain-boundary migration

岩石学辞典 「粒界移動」の解説

粒界移動

温度圧力条件の変化に対応して岩石系のエネルギーを小さくするために,独立した結晶粒の間の接触部を作る原子がさらに安定した形態に再配列する.この際に大きな役割を果たすのが粒界移動である.昇温変成作用(prograde metamorphism)の間にこの移動過程で規則的な接触面と多角形の結晶粒集合体が形成される.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む