粟生保(読み)あおほ

日本歴史地名大系 「粟生保」の解説

粟生保
あおほ

承久三年(一二二一)九月六日の能登国田数注文に「粟生保」とみえ、もと田四町一段六であったが、建暦二年(一二一二)検注により、九段六に減少している。なお記載順位などから子浦しお川流域の現羽咋市粟生町および新保しんぼ町・粟原あわら町・土橋つちはし町を含む地域に比定されている。永正一一年(一五一四)一一月六日の和田分神役段米注文案(気多大宮司家文書)によれば気多社領があり、和田分神役として一貫二〇一文を上納している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android