日本歴史地名大系 「糸久村」の解説 糸久村いとひさむら 千葉県:市原市糸久村[現在地名]市原市糸久宮原(みやばら)村の東、養老(ようろう)川左岸に位置する。鎌倉期と推定される某書状(九条家冊子本「中右記」元永元年秋巻裏文書)に「土宇糸久事承候了、糸久ハあさましく不乍して候よし、みる人ことに令申候しか、新出候て、増田候也」とある。貞和四年(一三四八)の紀年をもつ大般若波羅蜜多経奥書(神宮寺文書)には海北(かいほ)郡糸久西村得蔵(とくぞう)寺住僧願主朝円とみえる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by