系図買い(読み)ケイズカイ

デジタル大辞泉 「系図買い」の意味・読み・例文・類語

けいず‐かい〔ケイヅかひ〕【系図買い】

いやしい金持ちが、その家柄をよく見せようとして、貧乏な貴族などの系図を買い取ること。また、その人。
相手人柄よりも、家柄を重視して縁組などをすること。また、その人。
窩主けいず買い」に同じ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の系図買いの言及

【系図】より

…系図の古い部分はおおかた偽系図といえよう。〈系図買い〉の語の成るゆえんである。寛永の書上げより,寛政の書上げの間に出自の氏名を変えるものもあり,〈未勘源氏〉等の類別もある。…

※「系図買い」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android