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系図 けいず genealogy

翻訳|genealogy

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

系図
けいず
genealogy

血縁関係をはじめ,財産,地位,学芸などの継承関係などを明らかにする系譜を図式の形で表現したもの。 (1) 日本では次の2種類に分けられる。 (a) 血縁の継続関係を示すもの。その表記法に2種類ある。

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デジタル大辞泉の解説

けい‐ず〔‐ヅ〕【系図】

先祖から子孫に至る一族の系統を書き記した表。系譜。家譜。家系図。
由来。来歴。「古典派音楽の系図をたどる」

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百科事典マイペディアの解説

系図【けいず】

系譜を図示したもの。口誦(こうしょう)をそのまま図化した素朴な縦系図と,多くの系譜を集成して長大になったときに便利な横系図とがある。→寛政重修諸家譜尊卑分脈

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世界大百科事典 第2版の解説

けいず【系図】


【日本】
 混用して系譜ともいう。先祖から代々の血統,続柄,家系を記述した文書をさす。狭義には,系譜は次第を追って血統と子孫の各個人の事歴を記述したものであるが,系図は血縁の継続状態をとくに系線によって図示し,そのつながりを一見して理解しうるようにしたものである。のち広義には系譜,家譜をも含め,家に付属する財産,所領,職業の継承を特記し,さらに僧侶の法脈・血脈(師資相承),寺院の住持の歴代,学術・武術をも含む諸芸の伝統をも表したものをいうようになる。

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大辞林 第三版の解説

けいず【系図】

先祖以来の一族の人々の血縁関係を示した図。
来歴。由来。由緒。 「砂糖饅頭は近来の出来物、なにの-もなし/咄本・醒睡笑」

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

系図
けいず

祖先を記し、子孫の系統を明らかにするために、家系を図式化して示したもの。系譜、家譜(かふ)ともいう。洋の東西を問わず古くから神話、史書には血統の系列を示す記事がある。古代エジプトの碑にもみられる。
 日本での現存最古のものは、9~10世紀ごろ成立の三井寺(みいでら)所蔵の和気(わけ)系図、京都府宮津町籠(この)神社の海部(あまべ)系図、大倉氏所蔵伊予新井(あらい)系図などである。その後、12世紀平安時代末から諸氏の系図が多く現れるようになった。系図の書き方には大別して縦系図と横系図という2通りがある。縦系図は紙を縦に継いで、系図も上から下へと書き継ぐもので、横系図とは、紙を普通の巻物のように右から左へ継ぐか、あるいは書物のように綴じ、系図も横に線を伸ばして書くものである。このうち、前者のほうが古い成立といわれている。南北朝時代に洞院公定(とういんきんさだ)が公家(くげ)武家の系図を集大成して『尊卑分脈(そんぴぶんみゃく)』をつくり、後世の系図の基本とした。江戸時代になると徳川幕府の手で大名、旗本の系図を集成し、『寛永(かんえい)諸家系図伝』や、それを重訂した『寛政重修(かんせいちょうしゅう)諸家譜』をつくった。塙保己一(はなわほきいち)も諸家の系図を多く集め、『群書類従(ぐんしょるいじゅう)』『続群書類従』に収めた。
 系図は単に人の血統を表現するだけでなく、財産や政治的・社会的地位の継承を示すものとして尊重されるので、その記載をめぐって古くから虚偽や作為が仕組まれることが多かった。古代の「盟神探湯(くかたち)」が氏を正すために行われたというのも、系図の正確さを求めるものであった。中世以降においても、偽(ぎ)系図がみられたり、「系図買い」と称して系図づくりが横行するほどであった。[飯倉晴武]

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世界大百科事典内の系図の言及

【寛永諸家系図伝】より

…清和源氏・藤原氏・平氏・諸氏の4類,および医者・同朋・茶道に分け収録。1641年2月7日に太田資宗が諸家の系図を編修し差し上ぐべき旨の上意をうけ,同人が総裁,林羅山・鵞峰が編集責任者となり事業を推進,43年9月17日に両本都合372巻が献上された。献上の仮名本(続群書類従完成会より活字本刊行中)は内閣文庫に,真名本(重要文化財)は日光東照宮に所蔵されている。…

【系譜学】より

…系譜または系図を究める学問をさし,古くは古代オリエントにあって,神話上・伝説上の英雄に起源を求めた家系譜が作られている。新約聖書《マタイによる福音書》の冒頭の,アブラハム,ダビデ王からイエスにいたる系譜は典型である。…

【先祖書】より

…また,伝来の古文書を記載したものもある。系図が次・三男,女などを記載するのに対し,先祖書は直系のみを記載し,プライベートな記述がないことが多い。仕官のときや,家臣団の家系調査などのとき提出させた。…

【判鑑】より

…通行手形吟味のために関所,番所に備えられた判鑑はその代表例である。なお,家の系図に歴代の花押影を書き入れて判鑑と称した例(喜連川(きつれがわ)判鑑)もあるが,これは上記の判鑑と機能,目的を異にするものである。 明治以降,印章の証拠力が花押に優越するようになり,照合用の印影を登録する印鑑の制度が整うのにともなって,判鑑は効用を失った。…

【琉球】より

…17世紀後期から18世紀中期にかけてのことである。
[行政機構の概要]
 近世では,系図による身分の区別が用いられ,系図をもつ身分を士(系持(けいもち)),もたない身分を百姓(無系(むけい))とした。また,冠の色,文様による位階の区別も伝統を引き継いで行われた。…

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